Aセクシュアルかもしれないやつの話

Aセクシュアル、Aロマンティックかもしれないやつの話でございます

Aセクシュアルかもって気づいた時の話

どうもAです。

先にいっておきますが、アセクシュアルなのかエイセクシュアルなのかよくわかってないので、”Aセクシュアル”と表記してます。(気にしてる人がいるかどうかはわかりませんが)

 

さて、自分がAセクシュアルかもって気にし始めたのか、という経緯ですが、海外で人気のTwittchという配信プラットフォームで”LGBTQIA+”というタグを見たのがきっかけです。実は、今年からゲーム配信をひっそりと始めており、始めるにあたって情報収集をしていたところ、どのゲーム、どの配信カテゴリにもそのタグが使われていることがわかって、疑問になったのです。

”LGBTQ”というワードは知っていましたが、謎のアルファベットの羅列にしか見えなくゲームや配信に関する英語圏でのワードか何かだと思い、Google先生に伺ったところ、”LGBT”以外のセクシュアリティがあるということを初めて知りました。

 

ここ数年でセクシュアリティに対する認識は広がっていると感じていますが、おそらく報道やメディアで見るのはいわゆる”LGBT"、レズビアン、ゲイセクシュアル、バイセクシュアル、トランスジェンダー、この4つが主であり、セクシュアルマイノリティという言葉を用いて紹介されることがほとんどでしょう。

しかし、”LGBT”以外にも、”Q”クエスチョニング(性自認を決めていない、迷っている人)や”I"インターセックス(身体的に男性でもあり女性でもある人)、そして"A"アセクシュアルもしくはエイセクシュアル(どの性にも恋愛感情を抱かない人)さらに"+"プラス(その他のセクシュアリティをまとめて)と、セクシュアリティの多様化はさらに進んでいます。

 

正直言うと、最初はここまで多いとややこしいな、という印象しかありませんでしたが、こうやって多種多様なセクシュアリティがあると知ったおかげで、自分を知ることができました。しかし、これらは完全に区別されたものでも、どこかに所属しないといけないわけでもないので、個人的には自分は自分くらいに思っております。

 

前置きが長くなりましたが、実際に自分がなぜAセクシュアルかもと判断したかというと、正直に経験からでしかありません。

どんな性的志向(男女どちらを好きになるかということ)でも恋愛を経験しなければわからないものだと思います。しかし、物心ついたときから女性を好きになることが普通と思っていましたし、実際に好きだったかどうかはわかりませんが、友達同士で誰が好きかみたいな話も普通にしていました。30歳を過ぎるまではそれが普通、そうして結婚しないといけない、みたいな固定観念はずっと持ち続けていました。(男性と交際することもありませんでした)

 

ただ思い返してみると、いままで数名の女性としか付き合っていませんが、実際お付き合いが始まると何をすればいいかわからない。学校やグループで友達として喋るのは楽しいし、二人でお話しするのも楽しいけど、違いがわからない。二人で映画を見に行ったとしても、別々で見て感想を言い合ったとしても変わらんなと思ったり、「彼女」という特別感を感じることがなかったのです。

こちらからアプローチをするということも少なかったです。実際、アプローチをしたと思われてもおかしくないこともありましたが、その気はこちらには全然なく…(って書くとなろう系の主人公みたいになるのでやめときます)

こちらから告白はするものの、相手が求めてきてけじめとして告白したパターンや、気づいたら付き合うことになってたパターン(怖くなって逃げた)、告白されて断る理由がなかったのでなんとなく付き合った、というパターンがありました。交際した人すべて1年以内に別れております。(最長9か月くらい)

 

また、一緒に寝てイチャイチャしたり、セックスをしたり、もちろん楽しいし、身体的な快感はあります。ただ毎回ではなくて、義務感などを感じて楽しめなくなったり、あまり求められてないような感じ(説明がよくできませんがなんとなく相手の受け身であると感じる時)を察すると、萎えてしまって途中で終わってしまうということもありました。そもそも相手から求めてこなければ寝ることもありませんでした。

正直な話、性行為そのものに罪悪感というか、終わってから「やってしまった」みたいなことを考えたり、潔癖症ではありませんが、他人(彼女だとしても)と重なるということにちょっと嫌悪感を抱いたりということもありました。なので相手が何を言おうとコンドームは絶対につけていました。そうすることで嫌悪感は少し和らぎ緊張感や不安はマシになっていました。 

 

風俗店へ行ったこともありますが、受け身でやってもらえるサービスの方が満足度が高くて、こちらに動きを求められるような女性だったりお店にあたると満足できずに帰る傾向にあります。というか前者はほぼ話が合って楽しんで帰るから満足してるというパターンってのもあります。

 

好きな人ができなかったわけではありません。本気で好きな人はいました。結果的に交際することはありませんでしたが、一緒にいると落ち着くし、何から何まで受け入れることができる貴重な存在でした。ただその人を性的に見ることは一切なく、その女性に彼氏がいようが、一緒に話せればそれでよかったので、「本当に好きだったのか」と悩むこともありました。

 

少し、書きなぐりで整理できていないので読みにくいところがあるかもしれません。以上の経験から、自分がAセクシュアルかもと気づいたのです。ただ、個人的にAセクシュアルだと決めつける必要は感じていません。本当に好きな人が出てきて変わる可能性がないかと言われれば否定できませんし、特に恋愛の話に嫌悪感や劣等感も感じていません。なのであまり公言する必要もないのかなと感じています。(もちろん公言している方を批判するつもりもありません)

何より女性は好きなのです。恋愛感情を抱かなくとも、女性と話している方が男性よりもなぜか気楽ですし、楽しい。男友達と遊ぶより女友達と遊ぶ方が実は多い。でも恋愛感情がそこにはない。それが自分だと思えばそれでいいかなと思ってます。だからAセクシュアルかもしれないけど、自分がセクシュアルマイノリティであると旗を振る必要も感じてませんし、皆さんがAセクシュアルだとしても他のセクシュアリティマイノリティだとしても、劣等感を感じる必要はないのかなと思っています。

 

自分のことを知って、自分を大切にすればいい。そして自分を大事に思ってくれる人と友達になったりパートナーになれば幸せだと思っています。

なにか気になったこととか、質問があればお気軽にコメントください。

よろしゅうに。